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格安SIMは「容量の大きさ」ではなく実測データ量で選ぶと決めた理由

前の記事で、会計ソフトを安さと機能のどちらで選ぶかを先に決めた話を書いた。サーバー・ドメイン・会計ソフトの次に選び方を決めたのが、スマホの回線だ。実験に直接使う道具ではないが、無人の仕組みを見に行くにも、外にいる間に確認するにも、結局は回線が要る。ここでの判断は単純で、容量の大きいプランを念のためで選ぶのをやめる、という一点だった。

何で迷ったか

プランを選ぶとき、多くの人が「足りなくなると困るから」と、実際に使っている量より一段階上の容量を選びがちだ。ところが、直近数ヶ月の実際のデータ使用量を確かめると、契約している容量を大きく下回っている月が続いていることがある。使わない分にも毎月同じ金額を払い続けるのは、地味に無駄が大きい。

スマホの設定画面には、月ごとの通信量が記録として残っている。契約したときの見込みではなく、この記録を見てから決め直すだけで、選ぶべきプランが変わることがある。

もう一つ迷ったのが、データ量固定のプランと、使った分だけ段階的に料金が決まる仕組みのプランのどちらを選ぶかだった。月によって使う量にばらつきがあるなら、段階制のほうが無駄が出にくい場合がある。逆に毎月ほぼ同じ量を使う人は、固定プランのほうが月々の金額を把握しやすい。

選び方の軸

軸は3つに絞った。

  1. 直近数ヶ月の実測データ量:契約時の見込みではなく、スマホの設定から実際に使った量を確認する。
  2. 月によるばらつき:一番使った月を基準に、少し余裕を持たせた容量で選ぶ。平均だけを見ると、多く使う月に足りなくなる。
  3. 固定プランか、段階制のプランか:月ごとの使用量のばらつきが大きいなら段階制、ほぼ一定なら固定プランのほうが金額を把握しやすい。

念のための容量ではなく、実測に少し余裕を足した容量で選ぶ、と決めた。乗り換え先を選ぶときも、この2つの軸を先に固定してから料金表を見る。軸を決めずに料金表だけ眺めると、結局また容量の大きさで目移りしやすい。

計算の例

月に7GB前後を使っている場合で比べると、mineoの7GBプランは月額1,518円になる(確認日2026-09-27・各社公式料金ページより)。もし念のためで20〜30GBのプランを選んでいたら、比較の中では月額2,178〜2,970円のプラン(mineoの30GB、楽天モバイルの3GB超〜20GBの枠、ahamoの30GB)が候補になり、年間では約7,900〜17,400円の差になる。

段階制のプランも見ておくと、比較の中には、データ使用量に応じて自動で3段階の料金が決まる楽天モバイルの仕組みも入っている。3GBまでは月額1,078円、3GB超〜20GBは月額2,178円、20GB超は月額3,168円という3段階になっており、月によって使う量が大きく変わる人には、固定プランより無駄が出にくい場合がある。逆に毎月ほぼ同じ量を使う人には、段階の境目を気にしなくていい固定プランのほうが分かりやすい。

月20〜30GB前後を使う人の場合も見ておくと、ahamoの30GBプラン(5分無料通話込み)は月額2,970円になる。段階制の楽天モバイルの20GB超枠(3,168円)とはほぼ近い水準だが、通話をどれくらい使うかで、かけ放題が付いているかどうかの重みが変わってくる。データ量だけでなく、通話の使い方も選び方の軸に入れたほうがいいと感じた場面だった。

見落としがちな点

「30GB・○円」というプランの改定予定が公式に発表されている場合、契約した直後に条件が変わることがある。ahamoは2026年12月1日から現行の30GBプランが40GB/60GB/120GBの段階制に改定される予定が、公式に発表済みだ(確認日2026-09-27)。改定後の40GBは3,135円になる見込みで、現行の30GB・2,970円から見ると実質的な値上げにあたる。契約前に、直近の公式発表がないかも確認するようにしている。

もう一つ、公式ページの料金表がJavaScriptで動的に表示される作りになっている会社もあり、確認できたデータ量の枠が限られる場合がある。今回、IIJmioは5GBプランの金額しか確認できておらず、他のデータ量については未確認のまま扱っている。確認できない金額を推測で埋めないようにしている。

やめ時・見直す基準

契約して終わりにせず、数ヶ月に一度、実際に使った容量を見直す基準にしている。仕事の仕方が変わって外での作業が増えれば使用量は増えるし、逆に減ることもある。契約したときの容量のまま何年も放置しないというのが、ここでの見直しの基準だ。見直す作業自体は、スマホの設定画面を数十秒見るだけで済むので、負担は大きくない。

今のところの判断

この実験のためには、新しい回線はまだ契約していない。契約する時は上の2つの軸で決め、その後の月額と、容量が足りなかった月があったかを未計測としておき、数字が出たらこの記事に追記する。

自分の実測データ量で計算したい場合は、道具の記録の比較ページを使ってほしい。実際のデータ利用量は月によって変動するので、余裕を見て1段階上のプランも合わせて確認することを勧める。格安SIM比較・年間費用シミュレーション

サーバー・ドメイン・会計ソフト・回線と、無人の仕組みを支える細かい道具の決め方を4本にわたって書いた。どれも派手な話ではないが、この地味な積み重ねが、毎月の上限を守るための土台になっている。

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